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​福田尚代 初期回文集

​無言寺の僧 言追い牡蠣

異なる時期に書かれた福田尚代の2冊の回文集がありました。
『無言寺の僧』(1994年刊)と、『言追い牡蠣』(1996年刊、ともに私家版)という回文集です。

福田尚代を知る作家から「きっと好きだと思うから」と、『無言寺の僧』を貸して頂き読んだ時の衝撃。

その後、『無言寺の僧』と『言追い牡蠣』の2冊は手から手に少しずつ渡り、
とうとう絶版となりました。
絶版ということは、これより先の人は読むことが叶わなくなるということ。初めて『無言寺の僧』を、読んだ時の衝撃。それがここで絶えてしまうのか。未来の人にも渡したい・共有したい、という想いと、目の前でこの芸術を絶やしてしまうことの罪悪のようなものを感じ、合本での発行を決めました。


『福田尚代初期回文集』には、福田尚代によるエッセイ「無言寺の僧 ~はじめの2年間~」と、「言追い牡蠣 ~4年間の休暇~」、そして鷹見明彦氏による福田尚代・序説「逢瀬の闇、彼方の森に降るしずくの木霊と相聞のアリア」が、書き下ろし掲載されています。


 
​福田尚代 初期回文集​​
無言寺の僧 言追い牡蠣


目次
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はじめに p.7
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無言寺の僧
愚者独白 p.13
盲僧問答 p.25
小娘托鉢 p.47
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無言寺の僧 ~はじめの2年間~ p.63
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言追い牡蠣
紙片 p.73
日記 p.79
手紙 p.225
海辺 p.231
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言追い牡蠣 ~4年間の休暇~ p.237
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逢瀬の闇、彼方の森に降るしずくの木霊と相聞のアリア(/福田尚代・序説) p.241

 


著者:福田尚代
編集:言水ヘリオ
制作:言水制作室
発行:キャラバン隊 書籍部
​2007年11月23日発行
定価:1650円(税込み)

仕様:B6(182mm×128mm)・アジロ並製・256ページ
本文印刷:オフセット(スミ1色)
表紙印刷:オフセット(2色)
本文用紙:淡クリームキンマリ B判65kg
表紙用紙:上質紙 四六判135kg


この本についてのお問い合わせは
caravan☆abox3.so-net.ne.jp まで
※上記アドレスの☆は、@に代えてお送りください

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